令和５年度労働保険の年度更新に関する案内がされています

e-Gov電子申請に「令和５年度労働保険年度更新申告の電子申請について」が掲載され、各種情報のリンク先等が案内されています。

令和４年度の雇用保険率が年度途中で変更していることに伴い、一元適用事業および二元適用事業（雇用保険）の場合は、保険料算定基礎額と保険料額を労災保険分と雇用保険分ごとに、前期（令和４年４月１日～同年９月30日）と後期（令和４年10月１日～令和５年３月31日）に分けて算出する必要があり、例年とは算定方法が異なるとして、リーフレットやパンフレットを確認するよう案内されています。

令和５年度の年度更新では、年度更新申告書と確定保険料・一般拠出金算定基礎賃金集計表の様式において、次のような変更があります。

●確定保険料・一般拠出金算定基礎賃金集計表
・賃金額を前期と後期に分けて集計できるよう、「前期計」欄および「後期計」欄を新設

●年度更新申告書
・一元適用事業の場合、確定保険料算定内訳の「⑨保険料・一般拠出金率」欄の（イ）、（ロ）、（ホ）には「32欄参照」と印字し、「?期間別確定保険料算定内訳」欄に適用される雇用保険率を印字
・一元適用事業の場合、新設されている「期間別確定保険料算定内訳」欄に賃金集計表の「令和４年度確定保険料算定内訳の（１）」により算出した保険料算定基礎額および保険料額を各々転記

リーフレットでは、次のように令和４年度確定保険料の算定の手順を案内しています。

継続事業用

ステップ１　
　→　「確定保険料一般拠出金算定基礎賃金集計表」に賃金の総額を記入し、前期・後期別に集計

ステップ２　
　→　「確定保険料一般拠出金算定基礎賃金集計表」の下段に新規に設けた「令和４年度確定保険料算定内訳」欄を使用し、保険料算定基礎額と保険料額を前期・後期別に算出

ステップ３　
　→　ステップ２で算出した保険料算定基礎額と保険料額を、年度更新申告書の下段に新規に設けた「期間別確定保険料算定内訳」欄および申告書中段の「確定保険料算定内訳」欄に各々転記

雇用保険用

ステップ１　
　→　「確定保険料算定基礎賃金集計表」に賃金の総額を記入し、前期・後期別に集計

ステップ２　
　→　「確定保険料算定基礎賃金集計表」の下段に新規に設けた「令和４年度確定保険料算定内訳」欄を使用し、保険料算定基礎額と保険料額を前期・後期別に算出　

さらに、パンフレットでは、「⑧確定保険料・一般拠出金算定基礎額」欄、「⑩確定保険料・一般拠出金額」欄の記入方法について、例年とは異なる取扱いとして、「確定保険料・一般拠出金算定基礎額」が労災保険分と雇用保険分とで同額であっても、労災保険分欄と雇用保険分欄は各々転記するよう案内されています。

なお、二元適用事業（労災保険）の場合は、令和４年度の確定保険料の算定方法は例年と変更ありません。一般拠出金および特別加入保険料の算定方法についても、例年とは変更ありません。

詳細は、下記リンク先にてご確認ください。

令和５年度労働保険年度更新申告の電子申請について
https://shinsei.e-gov.go.jp/contents/news/mhlw/2023-05-10t1919300900_1360.html

労働保険年度更新に係るお知らせ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/hoken/roudouhoken21/index.html