医療保険制度改革に関する議論が行われています

第157回社会保障審議会医療保険部会が開催され、医療保険制度改革に関する議論が行われました。

医療保険制度改革の項目としては、次の4点が挙げられています。

1 出産育児一時金関係
2 後期高齢者支援金/後期高齢者保険料関係
3 被用者保険者間の格差是正関係
4 医療費適正化計画関係

 

出産育児一時金関係

第157回では、来年4月からの増額が予定されている上記1について、次のように見直しの方向性が示されました。

後期高齢者医療制度が出産育児一時金に係る費用の一部を負担する仕組みの導入
・現行の現役世代・後期高齢者の保険料負担に応じ、後期高齢者医療制度の負担割合を対象額の7%と設定
・出産育児一時金への充当方法は、支給見込みに応じて概算で拠出を受け、
 支給実績を踏まえて確定(概算との精算)を行う仕組みとすることを検討

 

後期高齢者支援金/後期高齢者保険料関係

また、11月17日、第158回社会保障審議会医療保険部会が開催され、上記2について、次のように見直しの方向性が示されました。

・介護保険を参考に、令和6年度以降の後期高齢者1人当たり保険料と現役世代1人当たり後期高齢者支援金の伸び率が同じになるよう、
 高齢者負担率の設定方法を見直す
・今般の制度改正(高齢者負担率の見直し、出産育児一時金を全世代で支え合う仕組みの導入)にあわせ、後期高齢者の保険料負担の在り方を見直し、
 令和6・7年度の保険料賦課限度額について年額80万円に引上げ(令和4・5年度は年額66万円)

 

 

詳細は、下記リンク先にてご確認ください。
医療保険 出産育児一時金 後期高齢者支援金

社会保障審議会(医療保険部会)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28708.html